カメオの歴史

CAMEO

カメオの世界

カメオの歴史

 カメオの歴史は古く、古代エジプト文明にまで遡ると言われていますが、  装飾品としてのカメオの源流は紀元4世紀のギリシアにあるとされています。
ローマ時代になるとカメオは西ヨーロッパに伝搬し、貴族や富裕層が権力の 象徴として所有する希少な宝飾芸術品へと進化しました。しかし、中世においては芸術的意義が軽視され、歴史の表舞台から一時姿を消してしまいました。
カメオが再び脚光を浴びたのはルネッサンス期のことでした。そして18世紀には、宮廷文化に華を添える新しい装身具としてルイ14世を中心とする王族や貴族に持て囃されるに至って、その波はヨーロッパ全土に波及していきました。
ナポレオン一世もカメオに魅せられた一人で、自ら愛好するだけでなく、皇妃を始めとして周りの者たちにも身に着けることを奨励しました。さらに、大英帝国のヴィクトリア女王もまたカメオをこよなく愛し、その治世下でカメオは多くの女性の羨望の的となり、最高のジュエリーとして黄金期を迎えました。
以降、カメオ彫刻の技術は、貝や宝石等の素材の供給地で発展、時代の変化とともに新たな感覚が取り入れられ、技術も進化し、現在に至っています。